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cityscapes #3

by ex. happyender girl

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1.
「みんなのために死んでくれ」ってどうして死ななきゃいけないの 居たくもないのにここに居るのにどうして責めたりするの 「みんなみんな大嫌いだ」 「私の前から消えてくれ」 「話したいことなんて何もない」 って、言えればなあ 行きたい 逃げたい でも どこへ 「俺らのために死んでくれ」ってどうしても死ななきゃいけないの 散々追いやってきたのに今更哀れんで慈悲を持ち出すの 「私は何も悪くない」 「何もかも全部お前らのせいだ」 「これ以上もう傷つけないで」 って、思えればなあ 行きたい 逃げたい でも どこへ 「私のために生きていて」ってどうして生きなきゃいけないの 本当は全部身から出た錆で自業自得って知ってんだ でも 逃げたい。生きたい。でも、どこで?
2.
一秒は一年に等しい 廻る世界 一年は一秒に等しい 永久にも似た 人は物は行進する 乱すことなく 人を物を更新する 戻れはしない 以前を顧みるのは虚しいことよ もうやめましょう 日記を残すことももうやめましょう 焼け 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう 宇宙はどんどん冷えて 太陽の下には誰もいなくなって 触れ合うことより隙間を愛す 掌を返して非難する 一秒ごとに更新される 引力は日増しに弱くなる そのうち誰とも会わなくなって みんなのことを忘れる ███に固執するのは愚かなことよ もうやめましょう ███手放せないならもうやめましょう 往ね 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう 新しくなりましょう
3.
 みかちゃんはわたしのおともだちです  いつもいっしょにいて  ジュースをのんだり  缶けりしたり  こないだも色おにしました  二人でいるのは楽しいことです  見るものはみんなきれいです  跡を引く幸せの残り香は切なく 「みかちゃんはもう遊びに来ないよ。  兵隊さんになるんだって。  兵隊さんになったらば、  サヨコの御国と戦わなきゃいけないの。  きっとサヨコのことも御国のことも嫌いになっちゃうわ。  だからみかちゃんはもう友達ではないの。  それはきっとエモいことだわ」  対象はわたしの友人でした。  いつも一緒に居ました。  遊んだり、話したり、  いえ、他愛のないことです。  二人でいるのは楽しいことでした。  見る景色はすべて綺麗で、  跡を引く幸せの残り香は  対象はもう遊びに来ないよ。  兵隊さんになるんだって。  兵隊さんになったらば  わたしの御国と戦わなきゃいけないの。  きっとわたしのことも御国のことも嫌いになっちゃうわ。  だから対象はもう友達ではないの。  それはきっとエモいことだわ  対象はわたしといたことを覚えてくれていたでしょうか?  対象はわたしと見たものを覚えてくれていたでしょうか?  わたしは忘れたことはありません。  わたしは忘れたことはありません。  わたしは対象のことを断じて憎んだことはありません。  憎まれていたから殺したんです。  憎んだ側が殺されるというのは、  それはエモいという表現が似合うものでしょうか
4.
えもいことをやりたがり あきらめてはてきとーに またよくわからんのつくる うたうみにもなってくれよ でもやっぱりまじめなよりも こっちがたのしいみたい
5.
6.
私はまだ区別された時間を考えています なぜ私はただ言葉を啜ることができないのですか? 休息は何でもありませんが、休息は何でもありません。 誰もいないなりや 私は誰も出てこないためにそこにいます 私はただの人間なので何も言わない しいしにできますますます どうもありがと
7.
00:10
8.
鬱屈と歩く君は手をひらひらさせて そう言い表してしまうのはとても簡単で 君が憎悪だというのならとてもそれは残酷だ 下卑た笑みを浮かべたあいつらを 君はその圧倒的な美しさ、可憐さで 一人残らず跡形も残さず完璧に焼き払ってくれた 振り向いた君はいつものように誰よりも 鮮烈なスマイルを 突然あの角から大量の車がやってきて みんな残らず犯されてしまえばいいのに 君は憎悪ではないだろう だってこんなにも優しく 美しく 笑う 下卑た笑みを浮かべたあいつらを 君はその圧倒的な正しさ、慈悲深さで 一人残らず跡形も残さず完璧に焼き尽くしてくれた 振り向いた君はいつものように誰よりも 鮮烈なスマイルを いつか下卑た笑みを浮かべたあいつらを 君はその圧倒的な美しさ、可憐さで 一人残らず跡形も残さず完璧に焼き払ってくれる 振り向いて どうか いつものように誰よりも 鮮烈なスマイルを
9.
やさしいどろどろ、 何かが始まりそうな季節だった やさしいどろどろ、かき混ぜられた坩堝 夜の向こうを流れる美しい音楽と景色 焼き付いて 取り憑いて 浅葱色の髪を揺らし声を響かす少女と 金色の髪を靡かせ心を盗み去る魔女が 焼き付いて 確かに見たんだ 笑う0と1 まだ目の開ききらないわたしたちの手を引いて あなたは「はじまり」を見せてくれた そのきらきらして、熱くて、速い、世界を見て わたしもそこへ行きたいと思ったんだ それは儚いこと それは終わること それは残ること まだ何も知らなかった やさしいどろどろ、夢幻 まだ覚えてるよ ずっと忘れないよ もうそこにはいないけれど、わたしたちがであったあの日を
10.
物量のあるスイートを我々は装備している 抵抗しなければこの世界から味は消えてしまうから 甘すぎずしかし確かに甘く 堕ちることない我々の弱さを 何かに縋ることなく 甘味料に頼ることなく 糖分で冴えきった感情でお前の理性に訴える この世に変わらないものがあるのなら失われる青さをとどめるのに わたしを置き去りにして変わる君をただ眺めるしかできないのは甘いからか 甘すぎずしかし確かに甘く 堕ちることない我々の弱さを 何も悲しむことなく 目を逸らすことなく 糖分で研いだ理性で腐った本能を掃射する この世に変わらないものがあるのなら黒に染まる白さを抱き締めたのに 取り残されてまだ染まらずにいる私の弱さを信じていたかった アスパルテームの中へ消えた君をウエハース齧って見てた 脂肪と同調に負けて抑圧に甘んじるなんて愚かだ いつまでも弱いままでいい いつまでも甘いままでいい いつまでも甘いものが好きでもいい って誰か言ってよ わたしに確かなものが一つでもあるなら君の手を離さないようにずっと握ってたのに 逡巡した一瞬の隙に君はもう甘いものなんて好きじゃなくなってしまっていた この世に変わらないものが一つでもあるならこんなことでつらくなることもなかったのかな 取り残されている ただ取り残されている もうパフェ一緒に食べれないの? あまあまの暴力で死ねストロベリー
11.
遠い水縹に 瞳を振り投げる 夜露に染めていく ある種最終の詩に沈む ある日そこに立って触れる うつろう影を確かめていた ある種最強の詩の沈む斜面の上立て head, tail, head 行き来する 息する
12.
 君は烟る。街の歌で。迂闊な喉をぎゅぅと締めつける。だらしない笑みを浮かべてたあの人たちを許せなかった。私はずっとここで歌ってた。二人きりで夜の帳を歩いた。いつか報いが来ることを願った。でも二人とももう疲れて。  だから独りで死ね。私を巻き込まないで。美しい日は既に終わった。だから独りで死ね。私を巻き込まないで。誰もが嘲笑う、私すらモラトリアムの半ばに居たことに。  口の中で何かを呟いた、けどついにそれは音にならなかった。チョコレートを食べて私を抱き締めようとして君は悟った。無為であることに。憎悪だけが宙に浮かんでいた。君はついに無力だった。それを冷たい顔で眺めた。二人きりでもう諦めて。  だから独りで死ね。私を巻き込まないで。美しい日は既に終わった。だから独りで死ね。私を許さないで。誰もが悼む、私すらモラトリアムの半ばに居たことに。  だから独りで死ね。私を巻き込まないで。美しい日は既に終わった。だから独りで死ね。私を巻き込まないで。美しい日は既に終わった。だから独りで死ね。私を巻き込まないで。だから独りで死ね、  だから、
13.
にゃ

about

3rd EP

credits

released June 1, 2022

This recording dedicated to our anger and all artists I was touched.
produced by cicada_sss / 蝉暮せせせ (all rights reserved)
starring 初音ミク

HERS-0022

license

all rights reserved

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