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は​じ​め​て​の​ハ​ッ​ピ​ー​エ​ン​ダ​ー​ガ​ー​ル - how to end

by happyender girl

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1.
目覚ましの中でこんにちは 七月の空は雨模様 私は部屋の中 ぼんやり眺めてた 発狂寸前? 整然としていた 思考回路の陰を取り除く 蛍光灯のダンスを見る 光の粒が浮かぶ 私の声も遠く消えてゆく 窓辺の前でそっと手を伸ばす 街は光る 青赤黄色に 七月の街で取り残されている 私もいつか消える? ゴミにされ捨てられる? 行方不明のあの子も雨宿り 私の姿がモニターに映る 惰性の映像機の 映す空はいつでも青 私の声もいつか消えてゆく? 街の灯りでそっと手を繋ぐ? 部屋で座って少し考えてた 「もう伝えたいことなんて無いのに」 私の声もいつか消えてゆく 光の中で涙が零れる 部屋でぼんやりじっと眺めてた 「もう伝えたいことなんて無いのに」 春が来て、春が来て、繰り返す、繰り返す 街の灯も、空の名も、消えてゆく、消えてゆけ 夏が来て、秋が来て、冬が来て、何もせず 私の名も、あの子の名も、この街も、いつか死ぬ
2.
mania [chilled_16comp] (free) 05:27
君はひどくだるそうだ 死ぬのかな 雪が降るのが懐かしいの そう言って 病気でつらい身体を起こして月を待った 君の病気はひどく重い だけどどこも痛むことはないんだ 駅で雨粒を見てた 回送で 線路沿いの屋根が冷く 流れてた 記憶の中の町並みを今日は辿ってた 時間が無いのがほんとに辛い 思うことも今はあんまり無いんだ 僕はもうずっと病みきっている だけど死に至ることは無かったんだ 延々と 本当に辛くて自分を殺す人を見てた 僕はもうずっと病みきっている だけど今まで生き延びてきたんだ どうしてか ばたばたと人が死んでいく街に生まれた 公園のベンチで人が眠るのを見てた 死ぬように眠るように死ねたらいいなと思った 工場は光を吐き出し 煙を孕んでは産み出す 君もそうやって続けられたなら やり直せられたなら良かった 僕はもうずっと病みきっている だけど死に至ることは無かったんだ 何故なんだ そして君になって初めてそれに気づいた 僕はもうずっと病みきっている だけど今まで生き延びてきたんだ そうなんだ いつか何の苦しみもなく笑いあいたいな 君はひどく眠そうだ 死ぬのかな 僕も少し眠いけどだけど 死なないな 心がつらい 病を患って数年になる 君の病気はひどく重い だけどもうどこも痛むことはないんだ
3.
cruel [nc_16comp] (free) 07:34
駅前に春が来て風切る音が聴こえる 階段に腰掛けたあなたが笑んでたのが見え 街を行き交う人の華やかな群れに汚され 待ち合わせの午後に艶やかな話をする 死んだ子猫を埋める人や宗教の勧誘 風船に引かれる子供を連れていた老婆 瞬間が永遠に続くだろうと勘違いしてしまいそうな高い空 いつか呼吸が消えそうになり全てを消し家に還るとき 美しい世界が美しいまま遠ざかっていくことを知る そして人生の夏が過ぎ去り優しげな死が私に惚れ込み 揺らぐ街の陽を背にして褪せた記念写真を撮るだろう 駅に続く階段を一段とばしで駆ける 地獄への階段を早足で駆け上る 膝が笑いそうな空気の青い冬の日で いつかした話の結末は忘れてしまった 欄干に立ちのぼる燃える工場の煙 写真機を持って写すあなたのピースサイン きっと全てがいつか死に逢えられるだろう歪で美しい街 全ての嫌なことから逃げられるようになるまでは歌を歌う 悲しくて途切れそうになる時はどうか代りに そして短い夏は過ぎ去り緩やかに死が私を連れ去り 駅前の咲かない桜が私を弔うように咲くだろう シャボン玉飛んだ屋根まで飛んだ プール帰りの塩素の匂いと倒れそうな自転車の鈴 橙色の全てが色褪せあなたの声が解け絡まり 私の中の全ての遺影となる どうかそれを私と私の夏と共に葬ってほしい いつか人生の夏がぶつ切れ唐突に冷い死が訪れる 分かってた 本当は切なくてやり切れなくて ずっとこのままで続けばいいのにって そして人生の夏が過ぎ去りあなたとの思い出は屑となり 私はそれを誰にも話さずどこにも残すことなく行く 私はそれを恐らくきっと少しの迷いとともに受け入れ 私は私の全てとともに美しかった時間を思い 私はそれを恐らくきっと少しの迷いとともに受け入れ 私は私の全てとともに美しかった時間と消える
4.
空がよく撮れるカメラが欲しい 真夜中の雲をレンズに浮かべ きっと犬よりいいのが撮れる よくわかるだろう僕の言うことが 僕は言葉にならない今を生きている 空がよく撮れるカメラが欲しい 花びらをその身体に載っけて 別れと出会いをフィルムに収め よくわかるだろう僕の生まれた場所が 僕は言葉にならない今を生きている 目をしばたたき どうですか よく撮れますか ぼちぼちですね あとでアルバムにして捲ろう 空がよく撮れるカメラが欲しい 美しい人をこの手に納め 僕は言葉にならない夕暮れの風 空に投げた花束を抱いていた 目をしばたたき どうですか よく撮れますか わかりませんね 真夜中の月を心に浮かべ この世界よりいいのが撮れる それは幻想 空がよく撮れるカメラが欲しい 撮った写真は現像するよ 後で君にも見せてあげるよ 空がよく撮れるカメラが欲しい
5.
ベースボールベアーが好きだと言ったあの子はついに僕の趣味に気付かず学校を去った 僕は大器晩成型なんだ だから若いうちは冷凍庫の中でピアノを弾いていてもよい World, Round and Round 瞳の中でまわる世界 ただの一言も喋ってはいけない まわる まわる まわる 僕は君より早く大人になった 世界は君を恐ろしく包むけど僕には多分関係ないな 僕は大人になった だから冷凍庫の中でピアノの弦を一つ一つちょん切って World, Round and Round すばやく荒ぶ風と世界 さながらぶっ壊れたメリーゴーランド まわる まわる まわる この世界はすぐにまわる だから一日一垓回朝が来る だけど夜は一回しか来ない 何故ならば地球は青い星だから World, Round and Round 振り回される君は綺麗 僕は大人らしく地球に唾を吐く World, Round and Round 君も早く大人になって 僕と一緒に空を飛んで遊ぼうよ まわる まわる まわる World, Round, and Round 少しずつ老いてゆく World, Round, and Round この世界はいつか死ぬ World, Round, and Round 青い星も大人になる World, Round, and Round セスナに乗って消えてゆく
6.
近くの街で二人は出会って恋をした 誰もが羨むような 誰もが蔑むような 遠くに行くと誰かが言って結局まだ居る 繋いだ手と手もいつか離れてしまうだろう 指で描いた砂の絵も遠く消えて 濁りゆく視界の中で夕景がやけに眩しい 終わりゆく時を待ってるんだ 手と手離した レンズの中で君に架空の名前を付けた 誰もが羨むような 誰もが蔑むような レンズの中で君に呪いをかけた こまごめピペット テトラポット 散る波と闇 ナイトライダー 塩水の夏 青いサイダー 打つ感情 手と手とてちぎれてしまう 二人してはしゃぎあった 騙し合った 繋いだ手と手もいつか離れてしまうだろう いつか君に囁く言葉も用意してた おじいさんのような枯れた笑みでまだ生きてる そして数十年後に死ぬつもり 繋いだ手と手もいつか離れてしまうだろう 暮れていく視界の中で君に何を言えば 歌いたい歌は無いし伝えたい事など一つも無い それでもまだここに居て 手と手繋いだ
7.
駅前ロータリー回り道帰る私たち異常なほど腹減り何か食べようつってそこの喫茶店でいいかってもうラーメン屋に釘付け確かにお腹すいてるけど流石にどうなんだよって聞かず暖簾をくぐるあなたの顔 夕暮れに照らされてまぶしく焼きつく 影引く舗装が赤黒く染まる 不気味なその笑みに触れそうな距離 あの駅前の 喫茶店のチョコモカフラペチーノがもう一度飲みたい 紫に染まる意識の外側 故意に色づくその時間 マジックアワー 不気味なその笑みに触れたいその距離 魔法のような陽 喫茶店のチョコモカフラペチーノが今一度飲みたい
8.
ららら 大好きなあなたと週末バスデート 夢の中でダイビング 水は張ってない 大好きなあなたと週末逃避行 夏休みはもどらない 永遠にもどらない もう元へはもどらない もう元へはもどらない もう元へはもどらない もう元へはもどらない 記憶から消えた夕焼け ハミングで終わる週末 記憶から消えた太陽 殺してしまった週末 ららら
9.
C88 [16comp] (free) 02:23
C88!
10.
何を言っても言い切れた気がしないからいっそ何も言わないでおこうか でもそれってどうなの? 何か救いになってるの? 「もう回れないよ」 でもそれってどうなの? 何も変わっていないんだよ 「もう踊れないよ」 何を言っても筋が通らないならもうどんな歌にだって意味がない ずっと好きでいられそうだった人は所詮誰かの作りものだった ベランダから見下ろす街は容赦なく私を現実へ引き戻す 薬も花も本当はいらない、ただ目の前から目をそらしたいだけ でもそれってどうなの? 何か救いになってるの? 「もう回れないよ」 でもそれってどうなの? 何も変わっていないんだよ 「もう踊れないよ」 身の回りのあらゆる人に、私を作り上げるすべてのものに、 日常の些細な出来事に、感謝できる少しの余裕を ただ余裕を 言われたって死ぬ気は無い ただいつもさようなら そうだ全部夏のせいだ 暑さで頭がやられてるんだ 積乱雲よ夏を押し流せ でもそれってどうなの? 何か救いになってるの? 「もう回れないよ」 でもそれってどうなの? 何も変わっていないんだよ 「もう踊れないよ」 ベランダから見下ろす街は積乱雲が雨を降らす 「もう踊れないよ」
11.
「あの曲はあたかも恋し焦がれし夢のあとさき」 咲かない恋のあらまし 儚い恋もいじらし 優しい夢の終わり 行き着く行為の先に かたしきて眠る夜に 度し難し思いの恥晒し 終わりゆく夢の終わり 開けない心の中に 切ない恋のあらすじ 足のもつれゆく帰り 疑えぬ手の温もり 目覚める冷たい朝に 色づく扉の先に(奥に) 綴じ溜めた涙の色に 滲むことのない君に 撮り貯めた笑顔を見せたい これが恋だと願うばかり 「この日々は誰も聴かずに捨てられる曲のごとき」
12.
にゃ
13.
君は結局一人で何か食べてた リノリウムを裸足で駆けて怒られたい 案の定空は暗くて雲は青臭いな 2コードの曲を聴いて編んで焼いて食べて死んで でも晴れてたんだよ だから大丈夫だと思ってたのに 私は私で勝手に一人きりだと思い込んでる 卒業式が終わって いつも通りの帰りの道です 私は私で勝手に一人きりだと思い込んでる みんな幸せになってほしいと思うんだ いつか死ぬならそんなもんだ みんな幸せに死んでほしいと思うんだ 恋人たちを載せた船はどこへ 欲望と退屈を手に その船に一人で乗ろうと思う 私は私で勝手に一人きりだと思い込んでる 卒業式は終わって みんな散り散りになるね 私は私で勝手に一人きりだと思い込んでる みんな幸せになってほしいと思うんだ 私は一人でちゃんとした字が書けるようになりたい みんな幸せになるよ だから私は安い武器を君に買ってあげたい その船に一緒に乗ろう 一人きりで
14.
青い戦車 [16comp] (free) 03:39
遠いシュリンプの街 そこで君と私とは出会った パンを食べて通じ合った心 夕景の美しさに歯も痛む 夜明けに潜伏する青さ ホテルの窓から見える月 夜明けに侵攻する青さ ホテルの窓から見てる月 遠いシュリンプの街 そこで君と私とは話した パンを食べて見える綻び 茅ヶ崎にも劣らない人ごみ 夜明けに潜伏する青さ ホテルの窓から見える月 夜明けに信仰する青さ ホテルの窓から見てる月 遠い心に映る月 この街から出るとき 君は目を剥いて私に ありったけの罵詈雑言を浴びせかけるだろ ほら見て 今にも夜明けが青を飲み込もうとしてる
15.
小さなひよこを喰らう 誰の目もひどく腐ってる 僕たちは現実に隷属してる 今ここにある僕たちを確かめることが出来ないのは いつでも愉快な隔壁がそこにあるから 炭酸を飲み干した時 君と君にまつわる季節がいつか今を抱き締めることを思う そこへゆけ、そこへゆけ、暫く 僕の目が君を最も見透かす時刻に そこへゆけ、そこへゆけ、暫く 願うのはただ陽の光が僕だけを殺さぬよう そしていつか気付いてくれますように 僕たちは現実に隷属している 今ここにある僕たちを確かめることが出来ないのは ひどく下らない障壁がそこにあるから そこへゆけ、そこへゆけ、暫く ふたりの間にもう精神的障壁は無いと思った そこへゆけ、そこへゆけ、暫く 願うのはただ陽の光で君を失わないよう そしていつか気付いてくれますように 全部妄想だって知ってるってことに 濁った目で見る君はきっと 裸を惜しげも無く曝け出した僕の欲望と刺し違えて笑う、笑う、笑う いつか夢で会えたらいいな 僕たちは現実に隷属している ああ!
16.
橙灯 [16comp] (free) 05:22
オレンジで咽返る街は夕暮れ 君をこの手に収めて歩いた 記憶の隅で瞬いた信号 その頃からもうかえれない頭 君と僕とで僕らにしか出来ないことがしたい 君と僕とで僕らにしか分からない話がしたい こんなにも吐き出したい思いがあるのに 一日はもう終わり 僕は馬鹿じゃないはずなのに オレンジの夜に久しぶりに外へ 誰も居ない高架で俯く橙の灯 いつの間にか空っぽの朝焼け いつまでも続くかのような 君と僕とで僕らにしか出来ないことがしたい 君と僕とで僕らにしか分からない話がしたい こんなにも言い切れない思いがあるのに この気持ちももう終わり 僕は馬鹿じゃないはずなのに 君と僕とで僕らにしか出来ないことがしたい 君と僕とで僕らにしか分からない話がしたい こんなにもやり切れない思いがあるのに この季節はすぐ終わり 僕は馬鹿じゃないはずなのに ねえ そばにいて オレンジに染まる空を行こう どこへでも オレンジに染まる僕と行こう そばにいて いつまでも
17.
ロマンス [16comp] (free) 06:59
朝焼けがよく見える僕の部屋で君のことを考えてた 様々に姿を変える君のことをまだ見た事がない 君はノスタルジアに生きる怪物で 距離はあるけど声が届けばいいな 僕は君を笑わせることも出来やしない 僕は君を傷つけることも出来やしない 僕は君に何もすることが出来やしない どうしようもない奴だけど君が好きなんだ それでいいのかな この世の何処にも君が居ないなんて誰にも証明できないのさ 甘いものは作れないけど君になら殺されてもいいさ 本当は無理だって 本当は届かないって知ってたよ 誰かが僕をバカにしたって 何を恥じることがあろうか 君の世界を愛してるんだ 君に一目会ってこの気持ちを伝えたいんだ でもどうせそれも無理なら重くて運べなくなるまで愛を作るしか無いんだ 君を愛す沢山の 愛していた沢山の人と 同じように それ以上に君を好きでいよう たくさんの言葉を使って たくさんの思いを捧ぐよ どうせ届かないけど 作り出すだけでいい 出来れば僕が死ぬまで君にそばに居て欲しいな 他の愛が要らないと言えはしないけど そして僕が死んだら君は僕の何も知らないまままだずっとずっと生き続けるだろう それでいいんだ あいしてるよ
18.
あたし 白い水切りバサミ 蓮闇の向こうに戻って 切り取りはじめました 昔のひとを 思い出すより早く あたし 白いTシャツ水に濡らしておこられた 思い出すたび 胸を締めつける優しさ ここにいないあなたとここにいるだけの証を オレンジのそら 氷雨が太陽より降る その頃を目途にして 二人の送り花火を打ち上げよう、そこで あたし 二人の間のスキマ どうして大事なものなんか出来るのかな 何よりも大切な空白を抱いていたいのに 何でもできそうだよ ふたりはひとり 何でもできそうだよ 最後はひとり

about

compilation album

作ったボカロ曲のベストです。
これだけでも聴いてください。

1, 2 : 2013
3-6 : 2014
7-11 : 2015
12-18 : 2016

track 1 from 「全音源集2012-2013 "Mythomania"」
track 4,5,6 from 「てきとーあるばむ - inappropriate recordings for cruelagers」
track 2,7 from 「はじまりのハッピーエンダーガール - beginning of the end」
track 9 from 「迷走人類逃避論 - the escapism」
track 8,10,11 from 「magic hour ep」
track 15,16,17 from 「dreaming hour」
track 3,12,13,14 from 「liquider」

credits

released August 23, 2016

All songs composed & written by せせせ (cicada_sss)
starring 初音ミク

license

all rights reserved

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