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maiden's cafe

by happyender girl

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1.
喫茶に飽きたことはない 甘い味だけを占めていたい 不条理さに身を焦がしてたい 受け入れることはしたくない 私たちは中指を立てるイノセンス 喪うことに恐怖などない この手でノーを淹れて飲み干しては 飽きもせず、メイデン!メイデン! 喫茶に飽きたことはない 甘い味だけを占めていたい 愛しい笑みを凍らせたい 諦めるのだけは諦めない 私たちは中指を立てるイノセンス 喪うことで守れるから 優雅に鷹揚に、カップ鳴らして 戸惑わず、メイデン!メイデン! 私たちは中指を立てるイノセンス 下衆な悪には決して折れない ティータイムが終わるその時まで 振り向かず、メイデン!メイデン!
2.
あまあまの暴力を喰らえストロベリー・キャノン 物量のあるスイートを我々は装備している 抵抗しなければこの世界から味は消えてしまうから 実在する幻想を我々は信仰している 信じ続けないとこの世界から全て消えてしまうから 甘すぎずしかし確かに甘く 堕ちることない我々の弱さを 何かに縋ることなく 甘味料に頼ることなく 糖分で冴えきった感情でお前の理性に訴える この世に変わらないものがあるのなら失われる青さをとどめるのに 私を置き去りにして変わる君をただ眺めるしかできないのは甘いからか 甘すぎずしかし確かに甘く 堕ちることない我々の弱さを 何も悲しむことなく 目を逸らすことなく 糖分で研いだ理性で腐った本能を掃射する この世に変わらないものがあるのなら黒に染まる白さを抱き締めたのに 取り残されてまだ染まらずにいる私の弱さを信じていたかった アスパルテームの中へ消えた君をウエハース齧って見てた 脂肪と同調に負けて抑圧に甘んじるなんて愚かだ いつまでも甘いものが好きでもいい いつまでも苦いものが嫌いでもいい って誰か言ってよ 私に確かなものが一つでもあるなら君の手を離さないように握ってたのに 逡巡した一瞬の隙に君はもう甘いものなんて好きじゃなくなってしまっていた この世に変わらないものが一つでもあるならこんなことでつらくなることもなかったのかな 取り残されている ただ取り残されている もうパフェ一緒に食べれないの? あまあまの暴力で死ねストロベリー
3.
祭り囃子を聞いて 狂ったように踊り出した 一夜の享楽で淪落 私の手を引いてどこへ 「ねえお父さん わたがし買ってよ」 君は初心だから ああ 祭り囃子を聞いたらやっぱり悲しくなってしまうんだ 一夜で淪落の悦楽 その音は土着的で猥褻だ その声は扇情的な信仰だ その体はわたがしのように甘くとろけて後には何も残らない ねえ このお祭りがなんのために催されるか知っている? 「ねえお兄さん わた し買ってよ」
4.
「簡単なことか?」 「スタバもコメダもドトールもタリーズも怖い」 「可愛いね」 「慣れてしまえば」 「そう言ってお前は幾つものアイスを溶かしてきたんだろ」 「低血糖より忌むべきものはない」 「そう言ってくだらない自意識を発露する」 「くだらない」 「簡単なことさ」 「愛する自分を愛しているだけ」 「老いるごとに増えるエゴ」 「溶けることに麻痺していくのか」 「それならサーティーワンのアイス冷蔵庫で一生を終えたい」 「のに」 「切実さを嘲笑うより残酷なことはないだろ」 「低血糖より忌むべきものは 「そう言ってくだらない美意識を愛してる」 「可愛いね」 「可愛くない」 「くだらない」 「くだらなくなんかない」  くだらなくなんかないよ......
5.
みんなの心に穴が空いてしまえばいいのに そしたらもうドーナツの穴を穴だけ切り取れないのを悩まないのに 不毛だよそんなことを考えてるのは だって私たちに時間はもう残されてない ドーナツ食べて心を失え! すべての人の心に穴が空いてしまえばいい 君のように みんなの心に穴が空いてしまえばいいのに そしたらみんな真ん中の何もないのを愛することが出来るのに 不毛だよ何かあることを愛すなんて もっと抱き締めなきゃいけないことがあった ドーナツ食べて心を失え! すべての人の心に穴が空いてしまえばいい 君のために 思いだけ、穴開きで。 その虚を、抱き締めて。 思い出は、そのままで。 いつか来る、その日まで。
6.
勝敗のない殺し合いがしたい 閉じた博愛に要件は無し 舌で接触するのは厚意でない 札を貼られたキョンシーガール いつかみんなで手を繋いでポッキーゲームしよう いつかみんなと笑い合ってポッキーゲームしよう いつかみんなと愛し合ってポッキーゲームしよう いつかみんなと平和祈ってポッキーゲームしよう ピースフル! 夜は人生をおかしくさせる 我らの背負う袋は重い 肌で接触するのは誠意がない 札を貼られたキョンシーボーイ いつかみんなと貶し合ってポッキーゲームしよう いつかみんなと殺し合ってポッキーゲームしよう いつかみんなと犯し合ってポッキーゲームしよう いつかみんなと混ざり合ってポッキーゲームしよう ピースフル! いつも見てるよ 君は炭酸を喉に流しこんでる どうしても傀儡にしか見えない恋が磔になり舌を求めてるのか 初めて知ったよ 私はゴムを喉に詰めこんでる 肉より大事なところで触れ合いたいと思うのは私の舌がもつれてるからか
7.
candy ghost 04:38
快楽はキャンディのように 暴力はキャンディのように 優越はキャンディのように 服従はキャンディのように 退廃はキャンディのように 籠絡はキャンディのように 軽蔑はキャンディのように 陵辱はキャンディのように 甘く
8.
ブラックベリージャム舐めていたずらに笑って顔を覗き込んでた その時だけどこかに救いがあるかもしれないと思えてしまった ブルーベリー摘まんで前髪を揺らしてその笑みが永遠になればと思った それでも変わりゆくだろう二人を留めておくことは出来ない でも一つ叶うなら、呪ってやりたい 理論武装した本能で青さを嬲るお前らを 甘酸っぱい理性で皆殺しにしてやりたい 積み重ねた過程で殺した自分を決して忘れるな、それは怨念 全てがいつか消えるとしても 大人になった気になっていても そうして弱さを嘲笑っていても 決して消えることのない ゴースト 亡くしたモノを、数えることを、やめないように、刻み込むように 失くしたヒトを、忘れることを、許さぬように、泣かないように 幼稚にならず幼く、傲慢にならず我侭に、臆病にならず慎重に 憎んでも殺さないで ずっとあなたを好きで居るし ずっとお前を憎んでいるよ 清廉な血をカップに淹れて飲み干す思想はスウィート、メイデン 幼い正気を胸に抱いて対峙する思想はキャンディ&ゴースト 私は私たちを踏みにじる悪意や無思慮には決して折れない 私は私たちをいかに汚さんとする世界を決して許さない
9.
チョコレートはシナプス 考えの甘さに依る 大事なことを全部こぼしていった 理想論ばかりを掲げ 好き勝手に悲観して 本当は知っていた こんなことすぐに忘れてしまえるさ こんなものすぐに失くしてしまえるさ それでも今ここに刻まなきゃいけないんだ 私の優しい気持ちが消える前に チョコレートのシナプス 甘い考えに似る それはすぐに蕩けていった それには抗えない 最初から勝てるとは思ってない 純真に程遠い私には なのに優しい歌や、柔らかい風や、 青い街や移りゆく景色、君の顔に触れると 失いたくないと思ってしまう こんなことすぐに受け入れてしまえるさ こんなものすぐに諦めてしまえるさ それでも今君に伝えなきゃいけないんだ 私の優しい気持ちが消える前に

about

3rd album

credits

released April 29, 2018

All songs composed & written by せせせ (cicada_sss)
starring 初音ミク

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all rights reserved

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