We’ve updated our Terms of Use to reflect our new entity name and address. You can review the changes here.
We’ve updated our Terms of Use. You can review the changes here.

ク​ル​ー​エ​ル​・​エ​イ​ジ

from dreaming hour by happyender girl

/

lyrics

精液のかたまりのような魂
あるいは自意識の標本のようなものが
夕を散らしてやがて夜になるこの街を汚していく

ねえ 何処へ行こうと言うの?
ねえ この街はどれくらい狂ってる?
藍色に染まる空とビルのコントラスト
その境界線から滲み出るコールタールのような悪意

咽び泣いてるティーンエイジャー
青春はiPodの中から一歩も出れない
鈍行のバスは夕陽を背に病人を運び
病人がそれを煙たがって
失われるから尊いものがあるなんて嘘
中学生で処女を捨てるなんて嘘だ
僕は未だに無駄弾を撃ってる
数を打てば当たると聞いた
再生数300未満

お前なんてどうでもいいのさ
この歌もどうだっていいだろ
誰かが気にしてくれるの
どうせ数日経ったらどうでもよくなるんだろ

この世界は狂っている

僕らは拠り所を妄想に求めた
Rainbow Girl
あの歌は素晴らしい
図書室のラノベコーナー
あるいは駅前のメロンブックスに充満するマチズモを掻い潜って
今日も君を探す
モニターの中で
イヤホンの中で
今日もありはしないものを探す
誰もが知ってるようなボカロ曲を聴きながら

僕らはずっと本質を見失って
僕らはずっと勘違いし続けて
僕らはずっと何処へ行けるかと
ああ
僕はずっと何処を見ているのだろう

ねえ
今日も僕のことなんか全然知らない顔でさ
笑ってる
誰もが君たちを愛する世界になればいいのに

「音楽が世界を変えることなどありえない」
物語が
音楽が
妄想が世界を変えることなどありえない
あるはずがない

あの人 体育の時間はいつも黙って突っ立ってるよね
あの人 本当に言いたいことはいつも後になって思いつくよね
あの人 知らない誰かの裸を見て盛っちゃってるよね
あの人 何もしないでいたせいで誰かを傷つけちゃったね
あの人 痛々しさを全世界に発信して悦に入ってるね
あの人 自尊心で身を守って煙たがられちゃったよね
あの人 何もかもバカだと見下して同じ穴の狢だったよね
あの人 レールから外れて一人で彷徨い続けてるよね

あの人 いつも同じ服着てセンスの無い曲聴いて
ゲーセン行ったらやるのは音ゲーで
頭が良くても悪くても世間的には同じバカ
極めつけに
目でしか見えないものを信じてる

僕らは体育の時間はいつも黙って突っ立って本当に言いたいことはいつも後になって思いついて架空の誰かの裸を見て盛っちゃって何もしないでいたせいで誰かを傷つけちゃって痛々しさを全世界に発信して悦に入ってて自尊心で身を守って煙たがられちゃって何もかもバカだと見下して実は同じ穴の狢でレールから外れて延々一人で彷徨い続けている

そして目でしか見えないものを愛している

ねえ 何処へ行くの?
ねえ どれくらい狂ってるの?
なあ

credits

from dreaming hour, released July 10, 2016

license

all rights reserved

tags

(ex.) happyender girl recommends:

If you like (ex.) happyender girl, you may also like: