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斜​面​の​上 - Auf der Piste

from pop music [defeated] by happyender girl

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lyrics

 高台に立っていたんだ。多分岐路だったんだろうな。行き交うヘッドライトが夜半に溶けてくようで。夏なんて来なきゃいいさ。肌寒くて不安になった。坂道を歩いてった。いつまでも歩いてた。生まれてこなきゃよかった。生まれてこなきゃよかった。敢えて語らなくなった。つまびらかにするのも飽きた。間違いに気づき続けて、それは間違いの途中で。目を覚まし続けている。千年前と同じように。
 靴が黒ずんでいる。
 考えないふりをしている。
 悪いのは誰、悪いのは誰。考える遺伝子でしかない、私は、所詮私の子を抱くためにある苦痛。
 悪いのは誰、親、親の親、神、それとも今朝抜いた朝食のせい? その程度で傷む生、くだらない。眠りたい、家に帰ろう。
 精液で濡れた歩道で引き裂かれた豚の血が点々と続いている。ヘンゼルとグレーテル、童心が誘われる先は無間の悲しみか。生と死が蠢いている。白無垢を着ている。
 立ちたくもない岐路に立った。そんなことを繰り返した。夕闇に照らされてた。そんな日を繰り返す。こんな日を繰り返す。こんな日を繰り返す。気づき続けている。気づかないままで。
 爪が黒ずんでいる。
 考えなくなる。
 悪いのは何、悪いって何? 考える遺伝子でしかない、私は、所詮私の子を抱くためにある幸せ。
 親、親の親、親の親の親から続く終わらない痛みは、今朝抜いた朝食のせい? その程度で傷む生、くだらない。疲れた、眠りたい。食べたい、繋がりたい……

credits

from pop music [defeated], released October 12, 2019

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