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lyrics

駅前に春が来て風切る音が聴こえる
階段に腰掛けたあなたが笑んでたのが見え
街を行き交う人の華やかな群れに汚され
待ち合わせの午後に艶やかな話をする

死んだ子猫を埋める人や宗教の勧誘
風船に引かれる子供を連れていた老婆
瞬間が永遠に続くだろうと勘違いしてしまいそうな高い空

いつか呼吸が消えそうになり全てを消し家に還るとき
美しい世界が美しいまま遠ざかっていくことを知る

そして人生の夏が過ぎ去り優しげな死が私に惚れ込み
揺らぐ街の陽を背にして褪せた記念写真を撮るだろう

駅に続く階段を一段とばしで駆ける
地獄への階段を早足で駆け上る
膝が笑いそうな空気の青い冬の日で
いつかした話の結末は忘れてしまった

欄干に立ちのぼる燃える工場の煙
写真機を持って写すあなたのピースサイン
きっと全てがいつか死に逢えられるだろう歪で美しい街

全ての嫌なことから逃げられるようになるまでは歌を歌う
悲しくて途切れそうになる時はどうか代りに

そして短い夏は過ぎ去り緩やかに死が私を連れ去り
駅前の咲かない桜が私を弔うように咲くだろう

シャボン玉飛んだ屋根まで飛んだ
プール帰りの塩素の匂いと倒れそうな自転車の鈴
橙色の全てが色褪せあなたの声が解け絡まり
私の中の全ての遺影となる
どうかそれを私と私の夏と共に葬ってほしい

いつか人生の夏がぶつ切れ唐突に冷い死が訪れる
分かってた
本当は切なくてやり切れなくて
ずっとこのままで続けばいいのにって

そして人生の夏が過ぎ去りあなたとの思い出は屑となり
私はそれを誰にも話さずどこにも残すことなく行く

私はそれを恐らくきっと少しの迷いとともに受け入れ
私は私の全てとともに美しかった時間を思い

私はそれを恐らくきっと少しの迷いとともに受け入れ
私は私の全てとともに美しかった時間と消える

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