We’ve updated our Terms of Use to reflect our new entity name and address. You can review the changes here.
We’ve updated our Terms of Use. You can review the changes here.

dreaming hour

by happyender girl

/
1.
2.
小さなひよこを喰らう 誰の目もひどく腐ってる 僕たちは現実に隷属してる 今ここにある僕たちを確かめることが出来ないのは いつでも愉快な隔壁がそこにあるから 炭酸を飲み干した時 君と君にまつわる季節がいつか今を抱き締めることを思う そこへゆけ、そこへゆけ、暫く 僕の目が君を最も見透かす時刻に そこへゆけ、そこへゆけ、暫く 願うのはただ陽の光が僕だけを殺さぬよう そしていつか気付いてくれますように 僕たちは現実に隷属している 今ここにある僕たちを確かめることが出来ないのは ひどく下らない障壁がそこにあるから そこへゆけ、そこへゆけ、暫く ふたりの間にもう精神的障壁は無いと思った そこへゆけ、そこへゆけ、暫く 願うのはただ陽の光で君を失わないよう そしていつか気付いてくれますように 全部妄想だって知ってるってことに 濁った目で見る君はきっと 裸を惜しげも無く曝け出した僕の欲望と刺し違えて笑う、笑う、笑う いつか夢で会えたらいいな 僕たちは現実に隷属している ああ!
3.
簡単な言葉などではきっと掴み取れないもの 僕一人では到底手に出来ないもの 今日もいつも通りに夜は訪れた 君がどうして泣いてるのか教えてほしいよ トパーズ色の空気に抱かれて君を救う空想をしてた 君のその奇麗な髪を僕のほうへ手繰り寄せるそんな勇気も無く 君はどこか遠い郷を見てる 静かに沈む感傷を喉に詰まらせてる いつかその塊も消えることを知っている 今日もいつも通りに 君がどうして泣いてるのか教えてほしいよ トパーズ色の空気にあてられ君と歩く妄想 君のその七色の羽根を僕のほうへ手繰り寄せるそんな間も無く 君はどこか遠い郷へ行くのか? 君のその奇麗な髪を 君のその奇麗な羽根を 僕に一つ頂けませんか 僕に一つ頂けませんか それだけでいい 後には何にもいらない 君が蜃気楼になって それでも確かなそれだけを 宝物にして生きていく から
4.
精液のかたまりのような魂 あるいは自意識の標本のようなものが 夕を散らしてやがて夜になるこの街を汚していく ねえ 何処へ行こうと言うの? ねえ この街はどれくらい狂ってる? 藍色に染まる空とビルのコントラスト その境界線から滲み出るコールタールのような悪意 咽び泣いてるティーンエイジャー 青春はiPodの中から一歩も出れない 鈍行のバスは夕陽を背に病人を運び 病人がそれを煙たがって 失われるから尊いものがあるなんて嘘 中学生で処女を捨てるなんて嘘だ 僕は未だに無駄弾を撃ってる 数を打てば当たると聞いた 再生数300未満 お前なんてどうでもいいのさ この歌もどうだっていいだろ 誰かが気にしてくれるの どうせ数日経ったらどうでもよくなるんだろ この世界は狂っている 僕らは拠り所を妄想に求めた Rainbow Girl あの歌は素晴らしい 図書室のラノベコーナー あるいは駅前のメロンブックスに充満するマチズモを掻い潜って 今日も君を探す モニターの中で イヤホンの中で 今日もありはしないものを探す 誰もが知ってるようなボカロ曲を聴きながら 僕らはずっと本質を見失って 僕らはずっと勘違いし続けて 僕らはずっと何処へ行けるかと ああ 僕はずっと何処を見ているのだろう ねえ 今日も僕のことなんか全然知らない顔でさ 笑ってる 誰もが君たちを愛する世界になればいいのに 「音楽が世界を変えることなどありえない」 物語が 音楽が 妄想が世界を変えることなどありえない あるはずがない あの人 体育の時間はいつも黙って突っ立ってるよね あの人 本当に言いたいことはいつも後になって思いつくよね あの人 知らない誰かの裸を見て盛っちゃってるよね あの人 何もしないでいたせいで誰かを傷つけちゃったね あの人 痛々しさを全世界に発信して悦に入ってるね あの人 自尊心で身を守って煙たがられちゃったよね あの人 何もかもバカだと見下して同じ穴の狢だったよね あの人 レールから外れて一人で彷徨い続けてるよね あの人 いつも同じ服着てセンスの無い曲聴いて ゲーセン行ったらやるのは音ゲーで 頭が良くても悪くても世間的には同じバカ 極めつけに 目でしか見えないものを信じてる 僕らは体育の時間はいつも黙って突っ立って本当に言いたいことはいつも後になって思いついて架空の誰かの裸を見て盛っちゃって何もしないでいたせいで誰かを傷つけちゃって痛々しさを全世界に発信して悦に入ってて自尊心で身を守って煙たがられちゃって何もかもバカだと見下して実は同じ穴の狢でレールから外れて延々一人で彷徨い続けている そして目でしか見えないものを愛している ねえ 何処へ行くの? ねえ どれくらい狂ってるの? なあ
5.
橙灯 05:22
オレンジで咽返る街は夕暮れ 君をこの手に収めて歩いた 記憶の隅で瞬いた信号 その頃からもうかえれない頭 君と僕とで僕らにしか出来ないことがしたい 君と僕とで僕らにしか分からない話がしたい こんなにも吐き出したい思いがあるのに 一日はもう終わり 僕は馬鹿じゃないはずなのに オレンジの夜に久々に外へ 誰も居ない高架で俯く橙の灯 いつの間にか空っぽの朝焼け いつまでも続くかのような 君と僕とで僕らにしか出来ないことがしたい 君と僕とで僕らにしか分からない話がしたい こんなにも言い切れない思いがあるのに この気持ちももう終わり 僕は馬鹿じゃないはずなのに 君と僕とで僕らにしか出来ないことがしたい 君と僕とで僕らにしか分からない話がしたい こんなにもやり切れない思いがあるのに この季節はすぐ終わり 僕は馬鹿じゃないはずなのに ねえ そばにいて オレンジに染まる空を行こう どこへでも オレンジに染まる僕と行こう そばにいて いつまでも
6.
頭に目玉が咲いてたおかしな役者は笑った 「アウトバーンに飛び出した若い二人は最高さ」 疑う余地も無い僕は終わった街に飛び出した でもどうしようもないノイズに僕の耳は破壊された 美しい君に憧れていたんだ 可憐な少女の顔した悪魔が ここから連れ出してくれるのを待っていたんだ ここじゃないどこかへ さあ早く 早く 夢見ることに飽きたけどどうにも手放せないんだ 「ここじゃないどこか」なんてどこにもあるはず無いのに ケーキ屋は焼き討ちされて パン屋はまたも襲われて 狂い出す街を背中に生クリームは甘かった 美しい君に憧れていたんだ 可憐な少女の顔した悪魔が ここから連れ出してくれるのを待っていたんだ ここじゃないどこかへ さあ早く 早く 「■■■■■■■■■■■」 そんな世界はここにはない 美しい君に憧れていたんだ 可憐な少女の顔した悪魔が 水色の似合う少女さ 「泣いてた」 泣いてた 僕は信号で止まった 美しい君に憧れていたんだ 止まない雨よどうか降り注げ ここから連れ出してくれるなんてそんなことは 揺るぎない愛をくださいな 揺るぎない愛をくださいな 揺るぎない愛をくださいな 揺るぎない愛をくださいな 揺るぎない愛を手にしたら僕はそれをそっと 世界の向こうに投げつける 緋色の似合う少女さ 今日も誰かが笑って 自意識の坩堝は踊った このひどく美しい世界で!
7.
ロマンス 06:58
朝焼けがよく見える僕の部屋で君のことを考えてた 様々に姿を変える君のことをまだ見た事がない 君はノスタルジアに生きる怪物で 距離はあるけど声が届けばいいな 僕は君を笑わせることも出来やしない 僕は君を傷つけることも出来やしない 僕は君に何もすることが出来やしない どうしようもない奴だけど君が好きなんだ それでいいのかな この世の何処にも君が居ないなんて誰にも証明できないのさ 甘いものは作れないけど君になら殺されてもいいさ 本当は無理だって 本当は届かないって知ってたよ 誰かが僕をバカにしたって 何を恥じることがあろうか 君の世界を愛してるんだ 君に一目会ってこの気持ちを伝えたいんだ でもどうせそれも無理なら重くて運べなくなるまで愛を作るしか無いんだ 君を愛す沢山の 愛していた沢山の人と 同じように それ以上に君を好きでいよう たくさんの言葉を使って たくさんの思いを捧ぐよ どうせ届かないけど 作り出すだけでいい 出来れば僕が死ぬまで君にそばに居て欲しいな 他の愛が要らないと言えはしないけど そして僕が死んだら君は僕の何も知らないまままだずっとずっと生き続けるだろう それでいいんだ あいしてるよ
8.
何もすることがなくてただ靴を眺めていた 夜の点滅を流し感傷を噛み砕いた 夜に殺される 夜に殺される 満身創痍でコーラを飲むとき夜に浸されて脳は笑い出す 「もう一回どうぞ」 ある晴れた日に二人で夜が来るのを望んでた 何もかもどうでもよくていつの間にか笑っていた ある褪せた日に二人で夜の帳を泳いでた 感傷が昼光色に浸されて蕩けていた 夜に殺される 夜に殺される 満身創痍でコーラを飲むとき夜に浸されて脳は咽び泣く 「もう一回どうぞ」 全部やり直して上手くやりおおせたらと思った 思っただけだ ショートフィルム 人生は隷属 レトロスペクティブ 洗練された構図 全部くだらねえ クソくだらねえ 意味なんか無いね 夜を殺さないで 満身創痍でコーラを飲むとき君を思い出して心が死ぬ 夜を殺さないで 夜を殺すな 風で揺れてた 君が居なくても日々はめぐる 君が居なくても誰も笑う それでもいつでも君にぶち壊される瞬間を望んでいる そうだ 僕らは夜を愛してる 小説でも絵画でも音楽でもなんでもいい 敬愛すべき夢想でこの夜を満たし尽くせ 本当の言葉は本当の感情と時間を産んでくれる この時間は永遠になる 君を本当に愛したなら 君を本当に感じられたなら 君を目には見えないものにできたなら
9.
僕ら今日もこの街でのんのんのんのんやっている 悪意と自意識ばかりが蔓延ってて嫌になりそうさ 自分は奴らと違うと思って承認欲求プロテクト そして君を見て今日も癒やされる なんだかおかしいよな イヤホンから垂れ流される音楽はしかし全部ちゃんと聴いてるよ 大好きな音楽と物語は心に潤いをくれるのだ 僕も人を楽しませて癒す存在になりたいもんだ でも逃げ続けて傷つけて なんだかおかしいよな もうどうにも晴れなさそうな日もある 君を見ても張りぼてに見える日もある もうどうにかなりそうな毎日さ 早く気付いてなんて言われる前にとっくに気付いてるから! アウトサイダーさ 僕ら アウトサイダーさ 僕ら 君を見た時君の何もかもに惹かれてしまった アウトサイダーさ 僕ら アウトサイダーさ 僕ら 君が居たからこんな世界の全てが色褪せてしまった それでも君がここにあればと思ってしまうんだ もうどうにかなりそうな気持ちなんだ 君に是非とも笑って欲しいもんだ 「全部運命の思し召しなのよ」って 僕は今日もこの街でのんのんのんのんやっている 理論武装すら出来ずにあーあーあーあーキョドっている どういうことなんだ 猫はこんなに可愛いのに 人間は全員でくのぼうに見え始めるなんて! 大好きな音楽と物語と猫と夕焼けと朝焼けと 温泉と平穏だけを求めて生きていきたいのさ この終点を乗り過ごせば君の住む国へ行けるのか もう頭がおかしいんだ でもアウトローにはなりたくない! 少年のような心で舞う日もある それは大抵空が綺麗な日のことだ 一方老婆のように意地汚くなったり 全てはいつか死ぬと知っていてもこの気持ちからは逃げられない アウトサイダーさ 僕ら アウトサイダーさ 僕ら 君が居たからこんな夕暮れも増して美しく見えるんだ アウトサイダーさ 僕ら アウトサイダーさ 僕ら 君が居たから僕の人生が黒一色にならないのさ 君と幾つもの青い季節を過ごしたい 君と幾つもの紅い太陽を背にしたい 例え君が何も答えてくれなくても勝手にするよ アウトサイダーさ 僕ら アウトサイダーさ 僕ら 君と出会えたからこんなクソみたいな世界で立っていられるんだ アウトサイダーさ 僕ら アウトサイダーさ 僕ら 僕が生まれてそして君と出会ってここに居るんだ 生き方として間違っててもいいさ 逃げ方として間違っててもそれでいいさ 絶望の仕方として間違っててもいいさ 君と一緒にこの街を行こう 君と君の創造主に感謝したい 僕と僕の創造主を蹴り飛ばしたい この世界は今日もなんだかおかしいけど 精々生きてくよ 君たちと一緒にこの街を行こう

about

2nd album

credits

released July 10, 2016

All songs composed & written by せせせ (cicada_sss)
starring 初音ミク

license

all rights reserved

tags

(ex.) happyender girl recommends:

If you like dreaming hour, you may also like: